帰りなさい
- オークー
- 2024年9月4日
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アモス書1章3節から2章3節で、神様は異邦の国々とイスラエルに対する裁きを宣言されます。異邦の国々への裁きは、戦争中に行った残虐な行為や、人間の尊厳を無視した罪に焦点が当てられています。ダマスカス、ガザ、ティルス、エドム、アンモン、モアブなどは、人命を軽視し、暴力を振るった罪で裁かれます。
一方、イスラエルに対する裁きは、彼らの形式的な礼拝や供え物が中心です。イスラエルは多くの供え物と礼拝を捧げましたが、神様が求めておられたのは、真の悔い改めと神様への心からの帰依でした。したがって、イスラエルの裁きは、神との関係が遠ざかり、正義と公正を失ったことに対する警告です。
この節において、神様はイスラエル周辺の六つの国々に対する裁きを宣言されます。この裁きのメッセージは、イスラエルの民が形式的な礼拝や供え物に集中し、真の悔い改めや神様への帰依を失ってしまったことに対する警告です。
各国の罪とそれが罪とされる理由は次の通りです:
1. ダマスカス:
o 罪: 鉄の脱穀機でギルアデの人々を残虐に殺害。
o 理由: これは戦争中であっても、人間の尊厳と命を無惨に踏みにじる非人道的な行為であり、神の正義に反するものです。
2. ガザ:
o 罪: 戦争で敵国の民を捕虜にし、エドムに売り渡した。
o 理由: 人間を物のように扱い、奴隷として売り渡す行為は、人間の尊厳を無視したものであり、神様はこれを重大な罪と見なされます。
3. ティルス:
o 罪: 捕虜を売り、兄弟の契約を破った。
o 理由: 約束を破り、裏切りを繰り返し、人を捕虜にして売る行為は、共同体や信頼を破壊する罪であり、神との契約を破るものです。
4. エドム:
o 罪: 最後まで怒りを収めず、残虐に人を殺害した。
o 理由: 絶え間ない復讐と暴力は、神の赦しと慈悲の性質に反するものであり、これは裁きを受けるべき罪です。
5. アンモン:
o 罪: 自国の領土を広げるために妊婦の腹を裂いて殺害した。
o 理由: 最も守られるべき生命を残酷に殺害する行為は、人命を軽視する罪であり、神様への挑戦です。
6. モアブ:
o 罪: 敗れた者の骨を焼き、辱めた。
o 理由: 死者に対する尊厳と礼儀を無視する行為は、生者の尊厳を傷つけるものであり、神様はこれを罪と見なされます。
結論として、異邦の国々に対する神様の裁きは、彼らが人間の尊厳を徹底的に無視し、暴力と残虐さによって命を軽視したために行われました。神様は全ての国の主権者であり、その正義はイスラエルだけでなく、全ての民族と国に適用されます。異邦の国々への裁きは、神様が正義と公正を守り、人間の尊厳を保護する方であることを示しています。このメッセージを通じて、私たちは神様の正義を理解し、正義と公正を実践し、神様が喜ばれる生活を送るべきです。
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