top of page

どうぞのいす


ウサギは小さないすをつくった. このいすは"どうぞのいす"である。 ウサギはその椅子を巨大な木の下に置いた. 誰でもしばらく座って休むことができるように。 それにうさぎは立て札を作って人々にわかるように椅子の横に立てておいた。 ウサギは自分ではなく他人のために椅子を作った. そしてウサギはいえにかえった. ウサギの椅子には誰が先に座りましたか。 初めてロバが来た。 ロバは椅子の上にどんぐりの入った籠を置いた. そして疲れたのか大きな木にもたれて寝る。 その次に誰が来ましたか。 熊が来た。 クマははちみつのつぼを持っていた. 熊は椅子の上に置いたどんぐりを見た。 そして、「 どうぞのいす」と書かれた立て札を見てどんぐりを食べてもいいと思った。 ところがかごの中に入っているどんぐりを全部食べてしまった。 熊は空きかごに持ってきたはちみつのつぼを入れて幸せに家に帰った。 熊はなぜ空きかごにはちみつのつぼを入れておいたのか。  "あとのお人に気の毒" 自分のせいで次の人が食べ物がないのが気になったからだ。 それで次の人のために好きな蜜のつぼを喜んでカゴに入れておいた。 熊の次に狐が来た。 キツネは焼きたてのパンを2つ持っていた. キツネは椅子の上に置かれた蜜のつぼを見た. そして" どうぞのいす"と書かれた立て札を見て食べてもいいと思った。 ところがキツネもはちみつのつぼに入ったはちみつを全部食べてしまった。 キツネも熊のように自分が持ってきたパン一つを空けたかごの中に入れた。 ちょっと待って、一つだけ? パン二つのうち一つだけ置いていった。 キツネはなぜ一つだけ置いていったのか。 だからといってキツネが悪いとは言えない。 そういうこともあり得る。 それでも一つは他の森の友達のために空きかごに入れた。 その気配りがいい。 キツネの次に10匹のリスが来た。 10匹のリスはたくさんの栗を持っていた。 リスたちも椅子の上のかごの中に置かれたパンを見た。 そしてどうぞのいす"と書かれた立て札を見て食べてもいいと思った。 栗は拾いながら食べたが、パンは食べたことがない」と仲良く分けてパンを全部食べてしまった。 そしてリスたちも他の森の友達のために自分たちが持ってきたどんぐりをかごいっぱいになるように栗を入れて帰った。 眠りから覚めたロバはどんぐりが栗になったのを見て どんぐりはくりの赤ちゃんだったかなあと思った。 そして、「昼寝が少し長かったようだね」と思った。 ウサギとロバ、クマ、キツネ、リス10匹は幸せだったかな? どうして幸せだったんだろう? 座るように作った椅子にしばらく置いておいたかごは、食べ物が常にいっぱいになっていた。 どうしてそんなことができたの? その食べ物を食べた動物たちの表情はどうだったか。 そして自分たちが一番好きな食べ物を他の友達のためにかごに入れておいた時 気分はどうだったかな? "どうぞのいす"作ってみたらどうだろうか。 私たちが持っているものを友達と一緒に分け合えば幸せだと思う。 天国はどんな所だろうか。 そこは "どうぞのいす"のある森である。 お互いを愛し合い、励まし合いながら私のことを分かち合うことをもったいないと思わない 神の国だ。


Commentaires


  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn

©2022 by 相模原キリスト教会. Proudly created with Wix.com

bottom of page